SSブログ

るすのあいだ

oo22.jpg
「灯を絶やさず 雨を忘れず」

ホコは雨の時も雪の時も、病める時も健やかなる時も、傘を差さない子なのですが大切な友だちがよく手に持っていた事は覚えていて。
雨でもなく雪でもなく病いでもなく。健くもない、星も降らない、月も光らない、さびる様な夜の時に、魔法を唱えて霞のベールを纏うかのような感覚でバサバサと濃い藍色の小さな傘を頭の上に広げてみたりしているかもしれない。
何かを「防ぐ」というよりはどこか旗みたいな、目印みたいな感じで去年の26日が過ぎた日から、一回くらいは差してみたりしているかもしれない。
彼女はなんというかあんまり道具や物やを本来の使い方や存在理由通りに利用しない節がある。
私はホコのそういう所がとても素直で大好きなのですが、それにしたって火のついたマッチを素のまま明かりにしている様子は若干ハラハラしないでもないでもないですね。
火傷とか大丈夫?燃え移らない?という疑問もあろうと思いますが、なんか理由は分からないけれど大丈夫、らしいです。

この絵は最初のうち、6月の彼女の誕生日に向けてアクスタ等々作りたいと考えながらその時用に描いていたのですが、ちょっと等身が高くなったのでサイズに収まらないかなぁ…と断念したものだったりします…でもとてもお気に入りになりました。傘を差したホコの珍しい姿を見れて良かったです。

一枚の絵で色々話を広げる…そんな日もあっても良いですね。
そう、蛹になったモンシロチョウ、前回お話させて頂いた子以外に全員で3人いたのですが皆無事蝶になり五月の陽気の中へ飛んでいきました。強く真面目に生き抜いて欲しいなと思います。
惜しいことに一度も蛹から孵る瞬間には立ち会えなかったのですが、小さな蛹の中で逞しく変身して立派な羽を見せてくれてとても感動でした。お別れの瞬間はやっぱり少し寂しくて心配だったな…。それなのに誰に教わったでもなく春の空気に乗って飛んで行く様子は美しい限りでした。以前も言いましたが、命って本当に素晴らしい…。

と、終わり際に蝶の話でした。ダラダラ文章を失礼致しました…。
おやすみなさい。


春の一日の話
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

ろくどめのはるだめ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。